データに基づく最適な提案とプロフェッショナルな代理店網法人保険に注力してきた40年の経験値×データで中小企業経営をサポート
中小企業経営者が抱える予期せぬリスクは、範囲が広く、影響力が大きいと私たちは考えています。
プロフェッショナルな代理店を通じて、そのリスクを分かりやすく説明し、様々なデータを活用しながら最適な選択肢を提供しています。
新たな考え方をもとにしたデジタルツールBionicIRISの開発責任者と、ツールを活用している代理店営業担当者に話を聞きました。
プロダクトマネージャー 西山 卓
福岡営業部 アシスタントマネージャー 荻原 永基
大阪北営業部 主任 梶原 裕希
会社の現状とリスクを認識し 取るべき最善策をご案内
西山 保険商品をご案内するためのツールは、今までもありました。しかし2021年より視点を変え、新たな開発を始めました。
荻原 お客さまそれぞれに最適な選択肢があり、それを提供するツール、Bionic IRIS( 以下バイオニック アイリス)が始まったのですね。
西山 当社には、法人のお客さまのニーズを直接聞き、保険商品をご案内している募集人が全国にいます。私たちは100名以上の募集人インタビューを実施し、どのようなツールであれば、お客さまが様々なリスクに容易に気づくことができ、現在の状況や課題と、今後の備えの重要性を考えるきっかけとしていただくことができるのか、という点に留意しながら全体設計を進めました。
荻原 保険は分かりにくいと感じているお客さまが多いからこそ、なぜ、この保険が必要であるかを理解していただくのはとても大切なことですね。
西山 開発において、良しあしの判断に役立ったのは、現場の声です。多くの募集人の声を聞けたこと、そして私自身が以前に営業を担当していたことで、データを見るだけでなく、経験をもとに決断を下すことができたのはよかったと思っています。
保険は分かりにくいと感じているお客さまが多いからこそ、なぜ、この保険が必要であるかを理解していただくのはとても大切なこと
梶原 バイオニック アイリスでは、お客さまの業種、売上高や従業員数、加入済みの保険契約を入力すると、推定されるリスクや対応策が明示され必要な保障額などが算出されます。これはほかの保険会社にはない機能だと思います。
西山 当社は今まで中小企業の経営者向けに約40年、保険商品とサービスの提供に努めてきました。その蓄積されたノウハウをもとに経営者のお役に立つツールをいちから自社で開発したことがよかったのだと思います。
荻原 バイオニック アイリス以前のツールは、募集人の知見によってご説明に差が生じることもあり、お客さまにスムーズに提案内容が届けられていないのではと感じることもありました。でも今は、お客さまの決算書の情報をもとに、運転資金や借入金のリスクがきちんと分析され、分かりやすい案内資料をお待たせすることなく用意することができます。お客さまが気づいていなかったリスクを理解し、見えていなかった課題を考える機会になっているのではないかと感じます。
梶原 必要保障額を提示するだけではなく、たとえば「もし経営者が体を壊した場合に売り上げが下がると、これだけのリスクがあります。ですからその保障を考えていきましょう」という今までは思いもよらなかった角度からのご案内ができるようになったのも、バイオニック アイリスがあるからこそです。
気づいていなかったリスクを、
見えていなかった課題を、
お客さまが考える機会に
西山 官公庁の統計データを利用して、一般的なリスクの目安を出すことは簡単です。しかし私たちが大切にするのは、お客さま一人ひとりと交わす対話です。資料から、統計上はこうですが、御社ではいかがでしょうか、現状をどのようにお考えですかという会話をしながら最適な解決策を見つけていただくことを第一に考えています。
荻原 誰しもご自身の先のことを考える機会は、そう多くないかもしれません。しかし経営者に万一のことがあった場合、実際会社にどのような影響があるのか、グラフや数字でお見せすることで、お客さまと具体的なリスク対策の話が始められていると聞いています。
変化し続ける環境に沿うよう ソリューションの進化も続く
西山 バイオニック アイリスには、いくつかの機能でAI( 人工知能)を使用しています。たとえば、業種や規模が類似している契約者の保険加入傾向を踏まえて、商品プランをおすすめする機能や、他社を含め加入済みの保険証券を自動的に読み取り、一覧化する機能に活用しています。ただ、AIは手段であり、なぜ最適であるかの根拠を説明できるのは人だけです。最新ツールや技術を使いながらも、人を介して届けていくことでお客さまにとって本当に役に立つ選択肢が提供できると考えています。
荻原 最新の技術を活用し、お客さまそれぞれの状況に沿ったものを迅速にご用意できるようになったと感じています。ただし、それはお客さまとプロフェッショナルな募集人の皆さんとの関係性、“人のつながり”があってこそだと思います。
梶原 こういうツールにしてほしいというリクエストが気軽に言える風土が社内にあるのもよいのではないでしょうか。ほかのことでも、問い合わせをするとすぐに専門部署の担当者から回答が返ってきます。
西山 日々、お客さまと向き合っている募集人の方からの「こうできたらいいのに」の声を聞きながら、今も改善を続けています。
荻原 募集人の方からいろいろな声が届くのは、バイオニック アイリスがきちんと使われているからこそです。
西山 バイオニック アイリスを活用しながら募集人の皆さんがこれからも中小企業経営者を手厚くサポートしていくのだと信じています。エヌエヌ生命はそのお手伝いができるよう、今後も絶え間なく進化を続けていきます。

※本記事は、2024年10月発行の広報誌「Hoi」掲載の内容に基づき作成しています。