全国の中小企業経営者夫婦の「デジタル終活」意識調査 ~ 「デジタル終活を知っている」25.6%、「何をすべきか知っている」のは11.4% ~
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エヌエヌ生命は、全国の中小企業経営者(※)7,232名を対象に賃上げとリスキリングに関する調査を2月中旬におこないました。
※本調査では、従業員1名以上300名未満の規模の「会社経営者(社長、会長、取締役)」、または「従業員のいる自営業者」を中小企業経営者と定義しています。
中小企業経営者7,232名に、2023年度に賃上げをしたか聞いたところ、「賃上げをしていない」が約6割(59.2%)を占めました。一方で5%以上賃上げをしたという回答は約1割(9.5%)でした。
中小企業経営者7,232名に、2024年度に賃上げを予定しているか聞いたところ、「予定している」は37.2%、「予定していない」は62.8%でした。
業種別に賃上げを「予定している」と「予定していない」の回答率を見ると、以下の結果になりました。
賃上げを予定していると回答した2,691名にどの程度の賃上げを予定しているのか聞いたところ、最も多かったのは「2%以上3%未満」(23.9%)で、次いで「1%以上2%未満」(22.1%)でした。また、「5%以上」の割合は20.2%でした。
予定賃上げ率「5%以上」の回答率を業種別に見ると、下記の結果になりました。
さらに、賃上げをする理由について聞いたところ、「従業員のモチベーション向上のため」が60.2%で最も多く、「従業員の生活を守るため」(50.9%)、「物価上昇へ対応するため」(46.0%)と続きました。
種別に賃上げをする理由の上位3項目の回答率を見ると、下記の結果になりました。
賃上げを予定していないと回答した中小企業経営者4,541名に、賃上げをしない理由について聞いたところ、最多は「業績が改善する見通しがつかないため」(42.8%)で、次いで「価格転嫁が難しいため」(35.5%)、「人件費以外のコストが増加しているため」(29.7%)でした。
「価格転嫁が難しいため」の回答率を業種別に見ると、「製造業(食料・飲料・日用品・衣服)」(54.2%)が最も高い結果となりました。
また、中小企業経営者7,232名に、経営者報酬を上げる予定はあるか聞いたところ、「はい」が16.2%、「いいえ」が83.8%でした。
中小企業経営者7,232名に、会社でリスキリングを推進しているか聞いたところ、リスキリングを「推進している」は14.2%にとどまり、36.9%が「推進する予定はない」と回答しました。また、約3割の27.8%が「リスキリングを知らない」と回答しました。
また、業種別に各項目の回答率を見ると、下記の結果になりました。
リスキリングを「推進している」「推進予定」と回答した2,558名に、リスキリングに取り組むメリットについて聞いたところ、最も多かったのは「業務の効率化・生産性の向上」(50.6%)で、「従業員のモチベーションの向上」(48.0%)、「デジタル化への対応」(37.9%)と続きました。
また、リスキリングを推進するための取り組み内容としては、「資格取得支援」が最多で48.0%。次いで、「社外研修やワークショップへの参加を促進」(30.7%)、「時間休取得・時短勤務の推奨」(30.5%)でした。
リスキリングを知らないと回答した方を除く、中小企業経営者5,224名に、ご自身のリスキリング状況について聞いたところ、「はい」が38.4%、「いいえ」が61.6%でした。
業種別に経営者ご自身のリスキリングの取り組み状況を見ると、最も回答率が高かったのは「病院・医療機関・福祉業」(50.5%)で、次点で「教育関連業」(49.7%)でした。
【調査概要】
調査対象:日本全国の中小企業経営者
※従業員1名以上300名未満の規模の会社経営者(社長、会長、取締役)または従業員のいる自営業者
サンプル:全国7,232名
調査方法:インターネット調査
調査会社:株式会社マクロミル
実施時期:2024年2月16日~2月19日
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